U-20日本代表 0-1 モロッコU-20代表。
西川君のワールドユースは終わってしまった。
試合終了後、彼はピッチに座り込んで膝を抱えながら泣いていたらしい。
色々胸に期するものはあるだろう。
自ら犯してしまったあの1本のキャッチミス。
散々ファインセーブを見せていたのに、たった1回の油断で招いてしまったあの1失点。
くしくもその日は彼の誕生日だった。
彼はこれから誕生日を迎える度に、そのことを思い出すだろう。
思い出す度、その悔しさを噛み締めて欲しい。
あのキャッチミスを、これからのサッカー人生の原点にして欲しい。
彼がオランダで得たものは計り知れない。
大丈夫、胸を張って帰っておいで。本当によく頑張った。
代表での正GKの座は獲得しつつある。
それをより確かなものにするには、クラブでの活躍が必要不可欠となってくる。
まずは大分の守護神としての地位を固めていこう。
Jの戦いはキビシイよ。ハンパ無いよ。
でも西川君なら出来る。絶対にやれる。
彼が世界に飛び立つ日が、今からホントに楽しみだ。
それにしても平山。
アイツはU-23代表として高松と凌ぎを削って以来、何か成長したんだろうか。
っつか、結局アテネではほとんど何も出来なかったけど。
今朝、
こんな記事を見た。
思わず
「はァァァァん?!」である。
摩邪並に。
マイク持ってたら、間違い無く地面に叩きつけてただろう。
オランダ戦の1点だけでA代表?
あの大黒でさえJで散々点決めてやっとこさ代表入り出来たっていうのに。
なんか間違ってる。
ま、所詮スポーツ新聞の記事だからアレだけど。
でも、こういう伝え方にはもうウンザリだ。
思えば、オリンピック代表の時もそうだった。
飛び級でU-23代表入りして、初めての親善試合だったイラン戦。
あの試合で平山はヘッドを決めて、一躍英雄になった。
新聞を広げれば「平山」の文字。
試合に出れば、テレビの実況はヒラヤマ、ヒラヤマの連呼。
スタジアムに行けば平山ギャルの群れ。
高松ユニ着てるとガン飛ばされるし、こっちに向かって「高松イラネーんだよ。」と
そいつらあからさまに罵ったりする始末。
ところが、アテネ行ったらコンディション不良だか何だかで平山クン何も出来ず。
それでも新聞を賑わす「平山」の文字。
あのイラン戦でのヘッド1本で。
で、今度はオランダ戦の1本でA代表入り?
「オランダ戦で通用すれば世界でも通用する。」って言ったらしい田嶋技術委員長。
あんたホントにワールドユース全部見たんか?
平山が他の試合で何本シュート外したか知ってんのか?
ボールキープもままならないのに、強いとこ相手に1点取ったらOKなんか?
そんなこと言ったらアテネで高松はイタリア相手に1点取ったぞ。
それは「世界に通用する」とは言わないんだろな。
何たって平山は「特別扱い」。
なんか間違ってる。
別に平山のことを悪く言ってる訳じゃない。確かに平山はいい選手だと思う。
要はみんな踊らされ過ぎってこった、新聞やテレビに。
あんな伝え方すれば、サッカー知らないオジさんやらギャルやらだって、当然
「平山ってそんなに凄いのか。」って思うようになる。
そうやって悪戯に煽ったりするから、いざ平山が活躍出来ないと「やっぱダメじゃん。」
みたいなバッシングが始まったりする。大久保の時もそうだった。
それが時には選手生命を奪ったりしてしまうことがあるから、恐ろしいのだ。
もっと伝えることあるだろ、他に。
平山だけでサッカーやってるんじゃ無いんだからさ。
一人だけスポットライト当ててお祭り騒ぎみたいにワッショイワッショイやっても、
もうみんな飽き飽きしてんだよ。
いい加減にしろよ。
サッカー馬鹿にすんな。
ってなことを言ってる自分も、ある意味踊らされてるのかも。
にゃはは。